

公演情報
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蒲田駅東口屋外に仕掛ける大型映像インスタレーションです。
蒲田から羽田へ、海の向こうへと続いた羽田航空基地側線。今ふたたび、果てなき廻転を街に描き出す試み。
大洲大作
本作は、写真を軸に人の営みを光と影で捉えなおす行為を続ける美術家、大洲大作が蒲田の街に映像を仕掛ける、新制作のインスタレーションです。2019年「未完の螺旋」、2022年「Loop Line」に連なる作品であり、史実に残る引き込み線の記録を基に制作されています。
舞台は、終戦後の蒲田(大田区)であり、かつてその街を走っていた線路の道筋です。昭和初期に町工場とその働き手の倍増により地域経済を大きく発展させた蒲田は、戦時下の空襲で、約8割が焼け野原となり、終戦を迎えます。昭和21年3月、現在の蒲田駅東口周辺に、羽田飛行場拡張建設工事用資材などの輸送ルートとして省線(現・J R)蒲田駅から京浜(現・京急)蒲田駅を通る貨物線敷設工事が進められました。翌年に完成した線路の上を、多い日は1日に175両もの車両が蒲田の街を走り、厚木米軍砂利採石場などから羽田航空基地まで、資材をはじめ物資や兵員を運び続けたといいます。ふたつの蒲田駅を結んで続くその痕跡を、線路を去来したもの/ひとの記憶に辿る本作。ぜひ、ご高覧ください。
なお、本展は大田区のさまざまな文化資源とともにアートを創り、地域の活性化を目的としたOTAアート・プロジェクトの一環です。現代アート部門《マチニエヲカク》では、大田区の街なかにアートを仕掛けることで、新たな風景の創出を試みています。
写真を軸に、人の営みを光と影で捉えなおす行為を続けている。列車などの車窓にうつろい滲む、営為をうつす光そして影を掬い上げる《光のシークエンス》、果てなく廻り続ける環状線に現在をうつす《Loop Line》などを制作。近年の主な制作に、「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2022」(六甲山芸術センター、兵庫、2022/開催中)、「大洲大作 Loop Line」(eitoeiko、東京、2022/個展)、「大洲大作 未完の螺旋(京成電鉄 旧・博物館動物園駅、東京、2019/個展)、「めがねと旅する美術展」(青森県立美術館/島根県立石見美術館/静岡県立美術館、青森/島根/静岡、2018‒19)、「あいちトリエンナーレ×アートラボあいち site & art 02 窓から。」(アートラボあいち、愛知、2018)、「写真+列車=映画 市川平 大洲大作 瀬尾俊三」(カマタ_ソーコ、東京、2017)、「始発電車を待ちながら」(東京ステーションギャラリー、東京、2012‒13)などがある。
![]() 未完の螺旋(2019) |
![]() L/0(2020) |
![]() Loop Line(2022) |
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大田区
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明治安田ビルマネジメント株式会社
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蒲田東口商店街商業協同組合
有限会社関鉄工所
SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ
田宮惟吉
米国国立公文書館
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東急電鉄株式会社