熊谷恒子記念館とは
熊谷 恒子(くまがい つねこ)
1893-1986
熊谷恒子記念館は、昭和期の女性かな書の第一人者として活躍した熊谷恒子(1893-1986)が、生前に住んでいた自宅を改装し、1990年4月に開館しました。
記念館は、1936年に建てた自宅の雰囲気をそのままに、恒子の優美な書をご覧いただくことができます。
当館では、熊谷恒子の作品を約170点所蔵しています。
展覧会のテーマに合わせながら、恒子の書の世界をお楽しみいただけます。
熊谷恒子略年譜
1893(明治26) | 京都市に生まれる。 |
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1914(大正3) | 京都にて熊谷幸四郎と結婚、東京へ転居。 |
1931(昭和6) | 川北桜嶼(昭和3)、尾上柴舟(昭和5)を経て、岡山高蔭に師事。 |
1933(昭和8) | 泰東書道院展出品作「土佐日記」東日・大毎賞受賞。 |
1936(昭和11) | 新居(現・大田区立熊谷恒子記念館)を構える。 |
1951(昭和26) | 日本書道美術院理事就任。 |
1957(昭和32) | 堅香子会発足。 |
1965(昭和40) | 皇太子妃美智子殿下(現・上皇后陛下)へ書道ご進講を拝命。 |
1965(昭和40) | 毎日書道会名誉会員となる。 |
1967(昭和42) | 大東文化大学教授着任。 |
1967(昭和42) | 勲五等宝冠章受章。 |
1970(昭和45) | 日展参与就任。 |
1980(昭和55) | 勲四等宝冠章受章。 |
1986(昭和61) | 9月30日に93歳で死去。 |