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熊谷恒子関連常設展「熊谷恒子の世界 第Ⅱ期『土佐日記』」
会期:2026年7月11日(土)~11月29日(日)
展示内容の紹介
馬込アートギャラリーは、区民から寄贈された大田区ゆかりの作品を所蔵・展示し、地域の創造力を育む施設です。熊谷恒子記念館から徒歩2分の大田区立馬込アートギャラリー2階展示室において、書家・熊谷恒子(1893~1986)の愛用品を通して、かな書家としての歩みを紹介する常設展を開催します。
今期は、恒子がかな書を本格的にはじめた1933年に、第四回泰東書道院展においてかな書の特選である東京日日・大阪毎日新聞社賞を受賞した《土佐日記(初巻)》を展示します。恒子は、本作品を制作するにあたり、「古筆の研究にまだ日の浅い私は、書いて見たい気分と書きあらはせられない気分とに挟まつて、云ふにいはれぬ苦しい思ひ」(註)をしたと当時の心境を振り返っています。
『土佐日記』は、紀貫之が失った最愛の娘を偲んで、女性を装ってかな書で綴られたともいわれており、恒子は「日記中には洒脱な諧謔あり、辛辣な皮肉あり、また感傷的なところもあつて、紀貫之の人間味が躍如としてあらはれ、且又非常に文藝的なる作品」(註)と『土佐日記』を評価しています。恒子は『土佐日記』の全文を何度も練習した後に、冒頭部分を選択して《土佐日記(初巻)》を制作しています。
本展では、日頃から揃えていた「筆、硯、紙、墨」の文房四宝の他に、文鎮や水滴、書道具箱など恒子の愛用品とともに、恒子が1933年に制作した『土佐日記』を題材とした作品資料や第四回泰東書道院展の図録などを展示します。
註
熊谷恒子「云ふに云はれぬ思ひ」『書道』第3巻第2号、泰東書道院展、1934年2月
関連イベント
ギャラリートーク
| 日時 | 7月18日(土)、8月23日(日)、9月20日(日)、10月25日(日)、11月3日(火・祝)、11月22日(日) 各日とも熊谷恒子記念館にて13:00から開催し、14:00からは馬込アートギャラリーに移動して常設展について解説する。 |
|---|---|
| 会場 | 馬込アートギャラリー 2階展示室 |
主な展示作品
展示情報
| 会期 | 2026年7月11日(土)~11月29日(日) |
|---|---|
| 開館時間 | 9:00~16:30(入館は16:00まで) |
| 休館日 | 毎週月曜(月曜が祝日のときは翌日) ※7月21日(火)、9月24日(木)、10月13日(火)、11月24日(火)は休館 |
| 入館料 | 無料 |
| 会場 | 大田区立馬込アートギャラリー |
