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大田区立熊谷恒子記念館
かなの美展「散らしのしくみ 恒子のこころみ」 

 令和2年1月4日(土)~4月12日(日)

■展示内容の紹介
 散らし書きとは、かな特有の文字の配置方法です。書家の熊谷恒子(1893~1986)は、「散らし方は書く人の好みや考えによるもので、特別に書式のあるものではなく、自由に思うがままに」散らすことを述べています。
 とくに《寸松庵色紙》(十一世紀)は、散らし書きの代表的な作品の一つです。元来『古今和歌集』を平安時代に書いた粘葉装の冊子本でしたが、京都・大徳寺に建てた寸松庵へ一部伝来した色紙です。恒子は、《寸松庵色紙》について「一見単調な散らし書きのようですが、よく見るとなかなか綿密な計算の上に立った散らし方」と高尚な散らし方に注目し、何度も習って書きました。 
 本展では、『万葉集』や『古今和歌集』などを典拠に、散らし書きに取り組んだ恒子の作品を展示します。紀利貞(大和国の平安貴族)が初夏に咲いた桜を見て詠った和歌《あはれてふ》(1982年)や、志貴皇子(天智天皇の第七皇子)が慣れ親しんだ飛鳥の宮から藤原の宮に遷都した空しさを詠んだ和歌《うねめのそで》(1985年)など、作品を通して散らしの美を追求した恒子のかなをご堪能ください。
 開催中、展示作品のいくつかについて学芸員が解説するギャラリートークを開催します。また大田区内で活動する伊勢型紙彫刻士・宮崎正明氏所蔵の伊勢型紙を展示する「地域連携プログラム」を実施します。
 今回から2階資料室に新しい展示ケースを設置しました。高さ2,550cmの大きな展示ケースには、屏風や額などを展示し、展示スペースを拡充しました。また、A4サイズのクリアファイルセット(200円)を販売いたします。1986年に書いた恒子の絶筆《ありがとう》と《うれしいこヽ路》の2種類です。

かなの美展「散らしのしくみ 恒子のこころみ」
 プレスリリース  作品リスト   チラシ

  
≪(臨書)寸松庵色紙≫1945年頃


2階資料室 展示ケース


A4 クリアファイルセット

■展示情報

会期 令和2年1月4日(土)~4月12日(日)
開館時間 9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日 毎週月曜日(月曜祝日の場合は翌日に休館します。)
入館料 大人:100円 小人:50円
※65歳以上(要証明書類)、6歳未満は無料。
ギャラリートーク及び庭園案内 令和2年1月25日(土)、2月22日(土)、3月28日(土)
ともに13:00~(60分程度)
会場 大田区立熊谷恒子記念館