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協会主催公演
書家・熊谷恒子(1893~1986)は、2026年に没後40年を迎えます。熊谷恒子記念館では、かなの美展を開催し、平安時代に醍醐天皇(885-930)の勅令により編纂した勅撰和歌集である『古今和歌集』を題材として、恒子のかな書の原点となった初期作品を紹介します。『古今和歌集』は、紀友則(きのとものり)、紀貫之(きのつらゆき)、凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)、壬生忠岑(みぶのただみね)が撰者となった和歌集です。『古今和歌集』に関心を持っていた恒子は、その和歌が平安時代に書写された「関戸本古今和歌集」の名蹟を研究し、「線は強い筆力と、鋭い筆勢、かつ豊かな厚みがあり、流動的な美しさで運筆は緩急、抑揚、遅速、軽重の変化が多く、華やかさもあって楽しいものになっています」(註1)とその特徴を捉えています。
「関戸本古今和歌集」は、平安時代の歌人・藤原行成(ふじわらのゆきなり)が書写したと伝わる『古今和歌集』の冊子本を、1882年に愛知県・名古屋市の関戸家が所蔵していたことに由来します。恒子は1949年に「関戸本古今和歌集」を臨書し、1950年代以降に『古今和歌集』を題材とした書を制作しました。
本展では、凡河内躬恒が冬の移り変わりを詠んだ長歌をもとにした《ちはやぶる》(1957年)や、紀利貞(きのとしさだ)が春過ぎて一本だけ遅れて咲く桜の和歌を表現した《あはれてふ》(1982年)などを展示します。恒子が「字形の聖斎さ、運筆の緩急、リズムにのって変化に富んだこの関戸は私のみでなく多くの人から親しまれ」(註2)た書と尊重していた「関戸本古今和歌集」に注目し、『古今和歌集』の和歌を中心に、かな書をはじめた契機を振り返ります。
註
1 熊谷恒子『書道 かな―基礎から創作までー』マコー社、1978年
2 熊谷恒子「一つ臨書千回」『私の好きな書』大東文化大学書道研究所、2007年
〇春の庭園公開
日時:2026年5月2日(土)~5月6日(水・振休)
会場:熊谷恒子記念館 庭園
参加費:入館料に含む
〇熊谷恒子関連常設展「熊谷恒子の世界 第Ⅰ期『いろは帖』」
開催日時:2026年2月1日(日)~6月28日(日)
9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は、その翌日が休館)
会場:馬込アートギャラリー 2階(大田区南馬込4-10-4)
入館料:無料
2026年4月18日(土)~9月27日(日)
| 日程 | 9:00~16:30(入館は16:00まで) |
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| 会場 | 熊谷恒子記念館 |
| ジャンル | 展示・イベント |
| 料金(税込) |
一般100円、中学生以下50円 ※65歳以上(要証明)、未就学児及び障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料 |
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